新型コロナウイルスの流行が日本で始まって2年あまり、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が繰り返し実施され、日本の社会経済や人々の暮らしは大きく変化してきました。一旦は落ち着いたかのように見えた感染状況も2022年1月には第6波となり、オミクロン株による感染が急激に拡大しています。
我々、株式会社平山でも、社員の働き方やクライアント企業様との付き合い方が、大きく様変わりしてきた部分があります。今回は、新型コロナウイルス感染の拡大前と拡大ごとの「変化」について振り返っていきます。

社員の働き方はどう変わったか

新型コロナウイルス感染流行の第6波の最中ではありますが、株式会社平山としては引き続き、社員および派遣社員への感染予防策を徹底しています。これは、オミクロン株の流行前後で変わるというよりは、手洗い、うがい、消毒、喚起等、引き続き基本的な感染予防対策を徹底して行っています。
その一方で、公共交通機関の利用や、学校・職場など集団生活を行う場面で、オミクロン株への感染が急激に増えており、派遣先企業等から感染予防対策への配慮として、従業員以外の構内立ち入り禁止の企業や訪問しての対面商談ではなく、WEB商談が増えたと感じています。通常であれば実際に工場を訪れることができた職場見学についても、工場内を映した動画での工場見学という企業様や、在宅勤務をされる企業様が以前に比べて増えており、どの企業様も、少しでも感染リスクを抑える為に接触を少なくするように工夫されていると感じています。
一般的にはテレワークという働き方が増えています。平山社員である営業担当や管理担当、また、人事総務関係者については、都心を中心にテレワークを推進し、都心から離れている拠点でも状況によってテレワークを行う等柔軟に対応しております。
その一方で、派遣社員についてはテレワークが難しく、現在でもテレワークを行っている派遣社員はおりません。みな、感染対策を徹底しながら、派遣先企業様の業績に貢献しています。

社会の動きと平山の動き

日本社会全体でテレワークへの移行が進む中、業績が右肩上がりになっている分野が、半導体製造です。半導体業界は人材の確保に注力している企業が多くなってきており、実際に平山からの派遣先としても、半導体製造分野は確実に増えてきています。
その一方で、緊急事態宣言や蔓延防止措置が解除され、一時的にはさまざまな産業で労働力確保の方向に向くと思われていました。しかし一部の派遣先企業においてクラスターが発生したり、半導体の不足が続くなどして工場が休業してしまったりするケースもあります。一部の派遣社員の中には、次の派遣先に苦慮するケースもありますが、人材の確保の為に一時的に賃金が高騰している派遣先があり、派遣社員の異動もみられました。
このまま感染拡大が続くと、2022年春からの新入社員の方も、自分たちの「社会人としてのスタート」について不安を抱いているかもしれません。しかし、派遣会社ならではではありますが、就業先が複数あるため自分に合った職場を見つけられる等、他には無い働き方もあります。さらに、平山社内には『ココロケアサポート(メンタル支援制度)』というメンタルヘルスケア制度があり、定期的なカウンセラーへの相談をはじめ、心身共に健康な状態で仕事に取り組めるよう配慮しています。社会人スタートを心待ちにしている新入社員へは、心のケアというところでのサポートについてもお話させていただいています。
今後もまだまだ「終息には程遠い」ともいわれている昨今、やはり人材の動きは少なくなっているのかもしれません。さまざまな企業様から、人材の採用に苦労している、計画の人数を採用出来ていない等の話も聞こえてきます。弊社や派遣先等の企業様でも、人材の採用に非常に難航しているのが実情ではないでしょうか。

いわゆる「コロナ破綻」と、これからの平山

東京商工リサーチによると、2022年1月、コロナ破綻となった企業は、累計で2700件を超えました(参考:https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20220124_03.html)。しかし幸いなことに、平山からの派遣先企業様の中に、コロナ破綻となった企業様はありません。
とはいえ、今後も「コロナ破綻」となる企業は増えてくる可能性があり、安穏としては居られません。平山としては、一早くこうした情報を得るために、営業担当者や管理担当者が、派遣先企業の担当者様とこまめにやり取りをさせていただいています。また、従業員の就業先を確保出来るよう、常に新規の企業様へ営業を行っています。「従業員派遣」というスタイルだけではなく、「業務請負」という形でのご提案もさせていただいております。

まだまだ終わりが見えない、新型コロナウイルスの感染拡大。「マスクを外して」の生活は今しばらく難しそうではありますが、大きく変化してきた社会情勢にも真摯に対応してきた平山の姿勢は、今後も変わることはありません。在籍する社員・派遣社員の「生き方」を守るために、平山はこれからも、派遣先企業様の声にも耳を傾け、「誰もが安心して働ける社会」を目指し、あらゆる方面から貢献して参ります。

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